
なんかつい最近PS2の販売台数が1億6000万台突破しているって情報聞いたんだけど、あれってとっくの昔に生産終了してたよね?
なんで増えてるの?

これは正直俺も困惑してるんだ(汗
なんで生産終了してるはずなのに増えてんだよ!?
本記事を読めばPS2の生産台数の推移がどうなっているのか、どうして増えたのかの理由も見えてきます。
疑問に思っている方は、その疑問が解消できるような記事になっていますよ!

この記事は運良く発売年にPlayStation5を手に入れたけど、やりたいソフトがなかなか出ずに悲しんでいたら、PS5Proが登場し値段に爆笑してから真顔になったおっさんゲーマーが書いています。
PS2の販売台数1億6000万台突破のソースは?
このようにPS2の販売台数が1億6000万台以上販売されたという情報が、何故か2024年11月27日頃に様々な情報サイトに流れてきました。
こういった情報の元となっているのがソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)か公開した30周年特設サイトです。
そのサイトはこちらになりますので、気になった方はどうぞご確認ください(全部英語かつそこそこ重いので要注意)。
そのなかで、思いっきり以下のような画像があるんですよね。

この数字を聞いて自分がまず思ったことは「昔1億5500万台になったのに、さらに増えてね!?」ですね。
このPS2というゲーム機は確かに素晴らしかったのですが、2012年12月で生産は終了しているのでそれ以降増えるって言うのはハッキリ言っておかしいと感じた方が多いと思います。
何か、からくりがあるはずです。

10年ぐらい前の情報では確か1億5000万台だったはずなのに、そこから1億5500万台になったと思ったら、さらに増えて1億6000万台になっててメッチャびっくりしたぞ!
正直、生産中止になってから販売台数が増える仕組みが全くわからないので、どうやって増やしているのかを知りたいです。
一説には修理や返品の再出荷履歴を精査して増やしたとか言われていますが、真相はどうなのでしょうか?
PS2の販売台数1億6000万台と最初に言ったのはジム・ライアン
この1億6000万台という数字なんですが、この情報を出したのは元ソニー・インタラクティブエンタテインメントCEOのジム・ライアンと言われております。
この情報はIGNのこの『PS2の世界累計販売台数は1億6000万台だとSIEのジム・ライアンが明かす』からもたらされており、その記事を見るとジム・ライアンがPlayStation公式ポッドキャストで最新のこの販売台数を語ったとのことです。
つまり、この情報に則って2024年11月27日に公開された30周年特設サイトは1億6000万台にしたってことだと思います。

鶴の一声って奴なのかね!?
PS2の販売台数1億6000万台となった見解について
他の人達から見たら数字のマジック過ぎるこの現象ですが、公式から具体的な見解が出されていました。
これも先ほどのIGNの記事にあったので引用するとこんな説明がされています。
「2013年3月までの年度におけるPS3とPS2の出荷台数は、合計1650万台だ」とアーマッドは2018年に述べている。「PS2はこの期間にも出荷されていたため、PS2が何台なのか、PS3が何台なのかという情報が不足している。PS3が8000万台販売されたという発表を基に逆算すると、PS2(2012年3月から生産終了までの販売台数)は、400万台近いはずだ」
PS2の世界累計販売台数は1億6000万台だとSIEのジム・ライアンが明かす
ん~、要するにPS2の生産終了が2012年12月28日だったのでPS3と混じった2013年はPS2の販売台数が不透明だったから、そこが判明した結果増えたって事ですかね?
理由はなんとなくわかりましたが、ならもうちょっと早く報告してくれてもいいと思うのですが…
しかも記事内には『累計販売台数はこれまで非公式に1億5900万台と推測されていた』なんて書いてありますし、本当にちょっとずつ増えていますね。
PS2の販売台数1億6000万台に至るまでの推移について
次はPS2の販売台数がどのように1億5000万台から増えてったのか、その推移を簡単にまとめましょう。
他に販売台数をガッツリ伸ばしたゲーム機のことも情報に含めつつまとめていきます。
当時のソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)から2011年2月14日頃にPS2販売台数が1億5000万台突破したという情報が流れます。
PS2の生産終了が2012年12月なのでその1年前にはこの台数になっていたんですね。
2012年12月28日にPS2の国内生産が終了します。
また、販売台数でライバルとなっていた『ニンテンドーDS』が2012年6月9日に国内生産を終了しており、競い合った2機種は後継機に託すという形になりました。
2013年1月4日には英紙『the Guardian』にて完全に生産終了が報告されます。
そして、後日すでに登録されていた最も売れたゲーム機としてギネス記録を更新し今の台数になりました。
その台数は1億5768万台であり、今でもその記録は破られていません。
ちなみに、販売台数のライバルだった『ニンテンドーDS(Lite含む)』は1億5402万台とメッチャ接戦でした。
ギネス記録を見たい方はこちらからどうぞ。

これって、ギネス報告後も在庫分が売れて数がプラスされたってこと?
IGNの記事でも生産終了後に売れた分があるって言ってるし・・・
そして、2024年11月27日のプレイステーション30周年でこの1億6000万台という数が公式から発表されました。
この数はおそらくギネスに報告した後に売れた分を含めた数だと思われます。
生産終了まで作られたPS2がはけた結果がこの数字なのでしょうね。
ちなみに、この数字に到達しそうな『Nintendo Switch』は1億4604万台となっているため、おそらくは来年か再来年ぐらいに抜き去るとでしょう。

ギネスの記録が古い数字なら、しっかり更新してよ・・・
PS2販売台数1億6000万台突破!?生産終了なのに増えるってどういうこと!?まとめ
今回はPS2の販売台数が1億6000万台に到達したという情報を色々と検証しつつ、どうしてその数字が出てきたのかを調べてきました。
- PS2の販売台数1億5768万台はギネス記録だった!
- おそらく、ギネス登録後に売れたPS2があった!
- その売れ残りを加味した記録が2024年11月27日に発表され1億6000万台になった!
PS2の海外生産が完全終了した日が2013年1月4日で、それ以降に売れたPS2がおそらくあったのでしょう。
実際にIGNの記事を見ると、そんな説明をしているので解釈はあっているはずです。
それなら、きちんとその数字をギネスに報告してこの数字を随時更新してほしいですよね。
SNS上では自分と同じく「なんで増えてるの??」って感じている方がかなりいたので、もうちょっと丁寧に説明して貰いたいところです。
【関連記事】
