
ゲームゲノムについて!

今回の語録を解説する前に、その語録が誕生するきっかけとなったNHKの『ゲームゲノム』についてお話しますね。
この『ゲームゲノム』は2025年8月20日23時から30分ほど放送されましたが、その第1回目が『モンスターハンター』だったんです。
ちなみに紹介文はこのようになっていました。
第1夜 生態をとらえる〜モンスターハンター〜
初回放送日:2025年8月20日
巨大なモンスターと対峙しハンティングに挑む独自の世界観が多くのプレイヤーを魅了する。特徴は作り込まれたモンスターの“生態”だ。生息地や食べ物に留まらず、擬態したり死んだふりをするなど動物さながらの行動がリアルに描かれる。生態を読み解くことが、狩猟成功の鍵となるのだ。今回の見どころは、特別に許されたゲーム開発現場への取材。電子生物であるモンスターに命を吹き込む工夫やこだわりの数々に密着取材で迫る。
第1夜 生態をとらえる〜モンスターハンター〜 – ゲームゲノム – NHK
どのタイミングで取材したのかは分かりませんが、ラギアクルスの開発現場などがあったのでおそらくは2025年4月ぐらいまでは取材をしていたのでしょう。
そちらの映像はNHKプラスから見られるので、1週間なら視聴可能となっています。
それを過ぎたらNHKオンデマンドのみになりそうです。
気になる方はこちらに飛んでください。
【ワイルズ語録】「いただきます」とは何か
それでは新たに語録入りしてしまいそうな「いただきます」について解説します。
「いただきます」を辞書などで調べるとこのように書いてありますね。
- 食事に使われる食材は、もともと生き物であり、その命をいただくことへの感謝を表す言葉
- 食材を育て、調理し、食卓に届けてくれた人々の労力と知恵に対する感謝を表す言葉
一般的には日本人が食事前に言う台詞として間違いなく浸透している「いただきます」ですが、ワイルズ語録ではどのような扱いをされていたのでしょうか。
使用場面:命あるものを狩る狩猟というテーマの発想の原点
実際にこの「いただきます」が『ゲームゲノム』でどのように使われたのか、その画像を連続で貼ります。



このようにモンハンに関するインタビューに答えていた藤岡要氏から出てきた言葉がこの「いただきます」なんですよね。
正直何言ってるのかよくわかりません!
文字に起こすとこのようになります。
この世界に共存する一員として、モンスターを結果的に殺さないといけなかったりするんだけど
「いただきます」
その一言ってすごい深いなって思い出して
ユーザー側の意見:ゲームに反映されてないし押しつけられても困る
この発言に対する某掲示板のスレ民の切り返しが見事で、まさにこれが見ている人達の共通の気持ちでした。
それは「倒すや殺すでは割り切れない感情をいただきますで成仏させる理屈は分かる、それがゲームに反映されてないのが分からない」「モンスターへの考え方はプレイヤー次第なのに開発側の理想を押しつけるのは間違っている」です。
まさにこの言葉通りで、ワイルズを遊んでいるプレイヤー側からすると「この人何言ってるの???」って気持ちになってしまいました。
ゲーム内場面:ナタのアルシュベルドへの考え方
おそらく、この考え方をなんとかゲームに落とし込みたくていきなりアルシュベルドへの考え方が変わったナタが出てきているんだと思います。
ぶっちゃけ、あれは筆者からすれば「いまさらこいつ何いってるの???」ってなったので、申し訳ないのですが藤岡要氏の考え方は理解できません。
ワールドの頃から無駄に「調和」なんていう意味不明な言葉と共に討伐を繰り返していたハンターなのですが、そこからさらに超越した何かになっている可能性があります。
同じように思った方がかなりいたようで、一部の人達は”一狩り行こうぜ”が”いただきます”になって”いただいてらっしゃい”に変化しそうです。
【ワイルズ語録】「強さ見えましょう」とは何か
次は新たなワイルズ語録に入りそうな「強さ見せましょう」について解説します。
使われている場面もセットで紹介するので、参考にしてください。
使用場面:若手からのラギアクルスに対する要求
実際にこの「強さ見せましょう」が『ゲームゲノム』でどのように使われたのか、その画像を連続で貼ります。




このように「強さ見せましょう」は徳田優也氏が若手から制作中のラギアクルスを見せてもらった時の反応となっています。
こちらの画像を文字に起こすとこのようになります。
徳田「水中に入った瞬間に急にちょっと手加減してる感じがしてしまう」
若手「でもそこは基本移動を覚えてもらうチュートリアルの時間なので」
徳田「確かに昔のラギアこんなに怖かったかもと感じられるような」
徳田「ラギアの強さを見せましょう」
若手がいきなり導入された水中動作に戸惑わないように色々と盛り込んだのをどうやらディレクター徳田優也氏が気に入らなかったようで、強さを見せつけるように指示しているようです。
ユーザー側の意見:典型的なモンスターファーストかつ簡悔
この発言に対する多くのユーザー側の意見は「典型的なモンスターファーストかつ簡悔精神の固まり」です。
正直、モンスターファーストを通り越して開発ファーストな気もしますね。
とにかく、ユーザーフレンドリーかつユーザーファーストという考え方はこれっぽっちも感じられませんでした。
拘りを発揮するのは良いのですが、その拘りがどのようにユーザー側の面白さに繋がるのかまで考えて拘ってほしいです。
「僕が拘った〇〇を見て!!」と言われてもそれが面白さに繋がっていなければ、全て「だから何?」で終わってしまいますよ・・・
動画では「水中戦を若手に託す」みたいなこと言っていますが、気に入らなければ口出しして潰しているようにも見えてしまいます。
正直、若手の発言の方が正しいです。
このようなやり取りを見せられてしまった結果、典型的なモンスターファーストかつ簡悔を表す語録として「強さ見せましょう」が誕生してしまいました。
まとめ
今回はモンハンワイルズの新しい語録がNHKの『ゲームゲノム』にて誕生しそうだったので、そのことについてまとめました。
- 新語録は「いただきます」と「強さ見せましょう」!
- 「いただきます」は開発側のモンスターへの考え方の押しつけとして見られてしまい語録入り!
- 「強さ見せましょう」は典型的なモンスターファーストかつ簡悔精神の表れとして語録入り!
「いただきます」に関しては正直「そういう考え方もあるんだなぁ・・・」程度で筆者は収まっていたので、そこまで気にしてないです。
世界観とかストーリーとかはどうでもいい勢は、無視すれば解決です。
しかし、モンスターが好きすぎるあまりモンスターファーストになって随所に拘りを見せつけられるのはたまったもんではありません。
そういった拘りがユーザー側の面白さに繋がれば良いのですが、今作ワイルズはそうなったケースが少なすぎるので、筆者から見ても「何言ってるのこいつ?」ってなってしまいました。
結果、この人達がディレクターとして動いているモンハンは期待できないということも分かりましたね。
これが大きな収穫だと思います。
また、ワイルズに関しては色々と記事を書いているのでよかったら他の物も見てもらえると嬉しいです。
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