ゲーマー弟「ファミ通って、昔はもっと安くなかった?」
「ワンコインで買えていた記憶があるのに、今は700円超え…」と感じている人も多いはずです。
結論から言うと、ファミ通の値段は創刊当時の約290円から現在は700円台へと上昇しており、約40年で2倍以上に値上がりしています。
しかもこれは単なる値上げではなく、「雑誌の役割そのもの」が変わったことが大きく関係しています。
この記事では、ファミ通の値段推移をグラフでわかりやすく整理しつつ、「なぜここまで高くなったのか?」という理由や、昔と今の違いについても実体験ベースで解説していきます。
この記事でわかること
・ファミ通の値段推移(昔→現在の変化)
・なぜワンコインから700円台まで上がったのか
・昔は安かったのか?実際に買っていた視点のリアルな感想
・今のファミ通は本当に高いのか?
ゲーマー兄この記事は、昔はファミ通を毎週買っていたおっさんゲーマーが書いています
ファミ通は当時の約2.8倍の値段になった!

1986年6月6日に創刊された『ファミコン通信』第1号の定価は290円でした。
それに対して、現在のファミ通は700円台が主流となっており、2026年6月4日に発売予定の40周年号は800円で販売予定となっています。
この価格を比較すると、創刊当時から約2.8倍まで値上がりしている計算になります。
わずか40年でここまで価格が上昇していると考えると、「昔は安かったな…」と感じてしまう人も多いでしょう。
もちろん物価全体が上がっている影響もありますが、それを踏まえても“体感的な値上がり”はかなり大きいと言えます。
ゲーマー兄当時はワンコイン+ジュースが余裕で買えたんだけどなぁ
ファミ通の値段推移(グラフで一発理解)

ファミ通の価格は時代ごとに大きく変化していますが、結論から言うと「昔は安く、今は高い」という流れがはっきりしています。
上のグラフからも分かる通り、主な価格帯の変化は以下の通りです。
- 創刊当初(1986年〜90年代):約300円前後
- 2000年〜2015年頃:400〜500円台で推移(上昇は比較的緩やか)
- 2019年:消費税10%のタイミングでワンコイン(500円)の壁を突破
- 現在:コスト増の影響で右肩上がりに価格が上昇中
このように、時代とともに段階的に値上がりしてきたことが分かります。
特に近年は、紙代の高騰や物流費の上昇など複数の要因が重なり、1冊あたりのコストが大きく増加しています。
その結果、価格上昇のペースも以前より加速しているのが現状です。
ゲーマー兄ワンコインで買えた時期が長かっただけに、今の金額を知るとびっくりするよね
昔は安かった?実際に購入していた筆者の感想
結論から言うと、当時のファミ通は「情報量を考えるとかなり安い雑誌」でした。
筆者自身、2010年頃までは毎週のようにファミ通を購入していましたが、当時は価格がワンコイン以下だったこともあり、継続して買っていても大きな負担に感じることはありませんでした。
というのも、当時は現在のようにSNSや動画サイトが発達しておらず、ゲームの最新情報を得る手段が限られていたからです。
その中でファミ通のようなゲーム情報誌は、新作情報や攻略情報をまとめて得られる“貴重な情報源”でした。
しかし現在は、インターネットやSNSの普及によってゲーム情報は無料かつリアルタイムで手に入る時代になりました。
その結果、情報そのものの価値が相対的に下がる一方で、雑誌の価格は上昇しています。
この「価値は下がったのに価格は上がった」というギャップによって、かつてのように気軽に手に取れる存在ではなくなってしまったと感じています。
ゲーマー兄昔は「とりあえず買っとくか」で済んでたんだけどな…
ファミ通は高くなった4つの理由!
ファミ通の価格がここまで上がったのには、明確な理由があります。
大きく分けると以下の4つで、これらが連鎖的に影響し合っているのが厄介なポイントです。
その結果、ファミ通は「安い情報誌」から「高付加価値の雑誌」へと役割を大きく変えています。
以下は、昔と今の違いを簡単にまとめたものです。
| 特徴 | 昔(350円時代) | 今(650円時代) |
| 役割 | 最新情報を知るための「ニュース紙」 | 詳しく知るための「専門書・ファンブック」 |
| 強み | どこよりも早い速報 | 開発秘話、豪華付録、大型特集 |
| 収益源 | 莫大な部数とメーカー広告費 | コアなファンによる購入代金 |
| ターゲット | 全てのゲーマー | 特定の作品を深く愛するファン |
理由①「部数減少」による印刷コストの跳ね上がり(スケールメリットの消失)
最も大きな原因は、発行部数の減少によるコスト増です。
○昔
発行部数が数十万〜100万部規模だったため、大量印刷により1冊あたりのコストを大幅に抑えられた
○今
読者がインターネットへ流れ、発行部数が減少。その結果、「編集費」や「印刷コスト」を少ない部数で分担する必要性が出た
要するに「同じコストを何人で割るか」の違いが、そのまま価格に直結しているというわけです。
ゲーマー兄売り上げがめっちゃ減ってるからしょうがないよね
理由②メーカーの広告費が「雑誌」から「SNS・動画」へ流出した
かつてファミ通は、広告収入によって支えられていました。しかし、その時代はインターネットやSNSの発達によって大きく変遷することになります。
○昔
ゲームメーカーの広告が大量に掲載され、その収益で制作費を補填できていたから販売価格を安く抑えられた
○今
広告予算はYouTubeやSNS、インフルエンサー施策へとシフト。雑誌広告の優先度は大きく下がった
広告収入が減った分、制作コストを読者の購入代金で回収せざるを得なくなったのが、価格上昇の大きな要因です。
ゲーマー兄これはテレビ局にも降りかかっている問題だよね
理由③「情報」ではなく「体験・記念品」への価値転換
現在のファミ通は、役割そのものが変化しています。なぜなら今は情報をいくらでも簡単に入手できる時代になっているからです。
○昔
速報性が価値の「ニュース雑誌」。読み終えたら処分されることも多かった
○今
インタビュー記事や設定資料、描き下ろしイラスト、豪華付録など、“手元に残すことを前提としたコンテンツ”へと進化
単なる情報媒体から、「コレクション性のある商品(ファンアイテム)」へ変化したことで、価格も書籍寄りに上昇したと考えられます。
ゲーマー兄生き残り戦略ってやつだよね
理由④物流・原材料費の「ダブルパンチ」
最後は、社会全体のコスト増です。紙代の高騰(ウッドショック)や、物流コストの上昇(2024年問題)により、出版業界全体の負担が増えています。
特に雑誌は重くかさばるため、輸送コストの影響を受けやすい商品です。
つまり「作るコスト」だけでなく「運ぶコスト」も上がっているため、価格を上げないと成り立たない状況になっています。
ゲーマー兄コスト高はマジでどうしようもないなぁ
今のファミ通は高いのか?
今のファミ通は、昔と比べると明らかに高くなっています。実際、約300円だった時代から現在は700円台へと上昇しており、価格は2倍以上です。
そのため「高い」と感じるのは、ごく自然な感覚と言えるでしょう。
ただし現在のファミ通は、かつてのような「ゲーム情報誌」ではなく、特集・インタビュー・付録などを重視した“ファン向け商品”へと役割が変化しています。
この視点で見ると、単なる情報媒体ではなく“保存する本”としての価値があるため、価格としては妥当だと感じる人がいるのも事実です。
とはいえ、筆者のように「毎週300〜400円で情報を買っていた世代」からすると、どうしても「やっぱり高くない?」と感じてしまうのが正直なところです。
ゲーマー兄ファン向け商品としての今のファミ通を求めている人なら、この価格も気にならないかもね
まとめ
今回はファミ通の値段推移について、グラフとともに解説しました。
- 創刊当初は約290円だったが、2026年には700円台に突入し、記念号は800円に到達
- 2010年頃まではワンコインで買えたが、2019年の消費税10%以降は右肩上がりで上昇
- かつては「安く情報を届ける雑誌」だったが、現在は高付加価値の“ファン向け商品”へと変化している
300円時代を知っている筆者からすると、700円台を超えている現在のファミ通価格には正直かなり驚かされます。
わずか約40年で価格が約2.8倍になっているのは、冷静に考えるとインパクトが大きいですよね。
近年は物価高が続いていますが、その流れが分かりやすく表れているのがファミ通の価格推移なのかもしれません。
「昔を知っている人ほど“高い”と感じやすい雑誌になった」、こう強く感じる筆者なのでした。
